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ウェディングドレスの丈の長さ

お久しぶりです。 かなり間が空いてしまいました。

その間も、撮影はしていまして。 出産やベビさんの撮影だけではなく、 結婚式の撮影も15年以上やっています。 スナップ撮影も、いわゆるお堅いポーズ写真の撮影もどっちも撮ります。 そんな中で、専門じゃないはずなのに、

詳しくなってしまったことが結構あります。 本日のタイトルの、

ウェディングドレスの丈の長さです!!! ドレスの丈の長さというと、引きずるくらい長い後ろのトレーンの部分を想像されるかと思いますが、今日の丈の長さはドレスの「前の長さ」です。

引きずるくらい長い後ろの部分を、トレーンと言いますが、そちらは、チャペルのバージンロードの長さに合わせて好きな長さをお選びください!! (身長やデザインとの兼ね合いはあるかと思いますが) 大切なのは、ドレスの前の部分の長さです!!!

きっちりお堅めポーズ写真を撮る時に、 カメラマンは、ドレスのデザインを活かすようにできるだけ綺麗に整えます。 その時に、必ずドレスの裾から両手を入れて、 ドレスの裾を掴んで直します。 ドレスの裾の部分は、何重にもなっていて、 内側から綺麗に整えないと、表面だけ整えても

内側のシワや線が目立ってしまいます。 そのために、ドレスの裾を1日に何組も触ります。それを15年くらいやっているので、

触った感覚でわかるようになってしまいました。「あ〜、ダメだわ、このドレスの長さ。絶対歩きにくいわ〜。」と。(ドレスのデザインや生地にもよりますが。)

おそらく、ドレスショップの新人さんよりは、

そこの部分に関しては、分かってるんじゃないかと思っています。

もちろん、大ベテランスタッフの方がいらっしゃれば、問題ないと思いますが、若いスタッフが多い場合、「これは…。いくらなんでもダメでしょ…。」と思うことがあります。 ドレスショップでフィッティングをする時には、立ったままじゃなく、必ず長い距離を歩いてみてください。お店のスタッフの手を借りずに。

当日は、新郎のエスコートと介添えさんの補助を伴って歩きます。それ以外は、誰も手伝ってくれません。新郎も、素晴らしく上手にエスコートをしてくれるとは限りません。

特に挙式でバージンロードを歩く間は、介添えさんも一緒にはいてくれません。

でも、そこで裾を巻き込んでストップしてしまう方が大変多いんですね

それを想定して、自力で長い距離を 「すべすべの床じゃやない所」で歩いてみてください。なぜなら、会場のすべてが大理石とは限りません。会場内の場所によってはフカフカ絨毯の場合もありますし、ガサガサの石の場所もあります。

絨毯みたいに、摩擦が生じる素材の上を歩く時は、ドレスの前の裾が長くて余ってる場合、

大変、大変歩きにくくなります。

ドレスショップでフィッティングをして、 裾を綺麗に整えてもらって、その場で何歩か歩くのと当日は訳が違います。

控え室から、チャペルに移動して、入場して退場して、披露宴も歩き回って、と1日中歩き回って、注目の的です。ずーっとドレスの裾が気になる振る舞いは、見ていてもったいないな〜と思います。

いろんなことが中断してしまうんです。

立った数センチ長いだけで!!!

できるだけ、ドレスの裾の部分が床に着かない、気持〜ち浮くくらいの長さが、歩き回るのにはベストかと思います。

中のパニエの長さも大事です。裾にワイヤーが入っている場合は、ワイヤーの円周も狭すぎると歩けなくなります。

普通に立ってる状態で、ドレスの前の部分が、

床について余っている、引きずっているようですと、歩いた時に確実に裾を内側に巻き込んでしまって、ドレスの裾の部分の美しさや、綺麗なラインが出なくなります。

そして、巻き込む裾が気になって、下を見てばかりいると、ますます、前が下がって巻き込むという負のスパイラル!!

そして、歩き方も「殿中でござる」のような歩き方になってしまいます。 当日の歩きにくさは「転ぶんじゃないか。」

ということばかりが気になって、思いの外ストレスになります。

当日に「歩き方変じゃないですか?」と確認しても、当日にできることは、スタッフサイドにも限度があります。

一番好きなデザインで、サイズもぴったりで、

歩くのにもストレスなくスルスルと歩き回れれば、当日は、思う存分楽しめると思います。

たった数センチのことですが、軽く見ずに、しっかり吟味して決めましょうね。


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